設計図面や加工の現場で頻繁に目にする「C面(シーめん)」という言葉。 製造業に携わる方には馴染み深いものですが、一般的には「角を落とす加工」として知られています。今回は、製品の品質を左右するこの「C面」と「面取り」について、JIS規格の定義や具体的なメリットを交えてご紹介します。
■ C面(面取り)とは?
「C面」とは、製品の角(エッジ)を45度の角度で平面状に削り落とす加工のことです。英語の「Chamfering(面取り)」の頭文字をとって「C」と呼ばれます。
JIS規格(JIS B 0001:機械製図)では、面取りの寸法を「C1」や「C2」といった記号で表記するよう定められています。例えば「C1」と指示がある場合、角から水平・垂直方向にそれぞれ1mmの範囲を45度でカットすることを意味します。また、JIS B 0405(普通公差)においても、面取り部分の寸法許容差が定義されており、精密なものづくりにおいて欠かせない基準となっています。
■ 「角」でお困りではありませんか?
加工したばかりの樹脂や金属の板は、角が非常に鋭利(ピン角)になっています。この「角」を放置すると、以下のようなトラブルの原因となります。
- 怪我のリスク(安全性):鋭利な角は「バリ」と同様、作業者やエンドユーザーが触れた際に指を切ってしまうなど、重大な怪我に繋がります。
- 組み立ての不具合(作業性):角が立っていると、部品同士を組み合わせる際に引っかかりが生じ、スムーズな挿入が困難になります。
- 破損・欠けの発生(耐久性):ピン角は衝撃に弱く、ぶつけた際に欠けたり、塗装やコーティングが剥がれやすくなったりと、品質低下を招きます。
こうした「角の困りごと」を解決するのが、適切な面取り加工です。
■ マルシン彫刻の「こだわり」の面取り
当社では、NC樹脂加工や彫刻の工程において、用途に合わせた最適なC面加工を行っています。単に角を落とすだけでなく、製品の美観を損なわない滑らかな仕上がりを徹底しています。
「手触りを良くしたい」「安全基準を満たしたい」「組み立てやすくしたい」といったご要望があれば、ぜひご相談ください。ラフスケッチの場合でも、これまでの豊富な実績に基づき、最適な面取り形状をご提案させていただきます。
プラスチック加工や彫刻における「角」の処理にお悩みの方は、ぜひお気軽にマルシン彫刻までお問い合わせください。