2015.08.27
アクリルの曲げ加工をしました。
まず最初に、両面の保護シートを貼り替えます。
次にNCで外形、穴の加工を行います。
最後に、曲げるところに45°の刃物でVミゾを入れます。
それで準備完了です。
「曲げ」は、パイプヒーターという道具を使って曲げます。
パイプには持ち易いように取っ手が付いていて、そこには、
熱が伝わらないので熱くならないようになっています。
パイプは電熱線で熱っせられているのですが、熱くなり過ぎないように、
サーモスタットで管理しています。
Vミゾを入れた反対側に直接パイプをあてて、
アクリルが柔らかくなり始めるところまで待ちます。
見極めが出来たら、一気に折り曲げます。
その時、元に戻ろうとする力が働きますので、しっかりと押さえつけます。
むやみに押さえて角度が変わってもいけないので、直角に作られた治具を
活用してしっかりと固定します。
治具(型)を利用して、熱炉を使用すれば、直角以外の角度も
曲げることが出来ます。樹脂も、塩ビ、ポリカも曲げられます。
[マルシン彫刻迄]